これが最後になるかもしれない、とご本人がおっしゃっている、坂本龍一さんのNHKスタジオでの収録演奏の模様が、放送されました。
番組は闘病生活で体力が心配なため、1曲ずつ毎日収録し編集したものに、教授がコメントを入れながらのものでしたが、冒頭「このNHKスタジオには40年前毎週通っていました。」と言われ、自分のファン歴も40年経っているのかと驚きですが、それこそ教授の音楽は色褪せることはなく、YMOでも、オーケストラ楽曲でもロックでも、坂本美雨嬢に書いた曲も、ピアノだけ、指10本で別の曲の様に演奏してしまいます。
日本人初めてのアカデミー映画音楽作曲賞、バルセロナオリンピック開会式の演奏、そしてYMOでもソロでも世界的スターとの共演、吉永小百合さんとの広島原爆ドームでの演奏、福島での復興ピアノ活動、華々しい活動をしてきた教授の口から、3年以上もの癌との戦いで「人生観が変わった。」との言葉が出ました。雨の音や風でそよぐ竹藪の音を聞くことに、やすらぎを感じるそうです。
それでも、こうやって演奏を披露し、作曲を続け、オーケストラ楽曲のアルバム作りを模索しているそうです。
一世代上の坂本龍一さんの献身的でありながら、自分の意のままどんなことにもチャレンジしていく仕事の姿勢に大きく惹かれ、自分にとってのアイドルです。最後とは言わず、毎年演奏を聴かせてほしいものです。
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武田 (日曜日, 08 1月 2023 13:22)
教授のピアノは魂がこもった、演奏映像が見られるので毎回感動します。
ファンとしては、短くてもいいのでコンサートをみたいですね。そこにあの二人も登場して。
吉田 (日曜日, 08 1月 2023)
左腕のゆめ いいアルバムです!
所 (月曜日, 09 1月 2023 09:01)
坂本龍一さんのピアノを弾く様子、顔や身体つきはお痩せになっても、変わらないものですね。最新の医療で、癌など克服していただきたいものです。