シン・ウルトラマン映画は好評です。
50年前、いやもっと昔だったと思いますが、ウルトラマンがテレビで放送されていた当時は、やはり子供向け番組でした。
今でこそ、ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーは日本文化の代表的作品として評価されていますが、当時の円谷プロ、石森プロの方々は子供向け番組のレッテルの中で、よく練ったストーリーを作り、矛盾のないように、そして科学的根拠も筋が通るように、制作していたものだと、その姿勢が日本文化、エンターテイメント、芸能の誇るべき一面だと思います。
今回のシンウルトラマン、過去のシンゴジラ、そして近々公開されるシン仮面ライダーには、そんな過去の番組への大きなリスペクトを感じます。
確か、テレビのウルトラマンの最終回の時には、小学校にもあがっていない歳でしたが、その最終回でヒーローであるウルトラマンがゼットンに倒されてしまうのは衝撃でした。が、その後、
「地球は人間たちの手で守らなくてはいけない!」とのメッセージを発していました。
やはり戦後日本復興の日本人、労働者は真面目だったと思います。このシンウルトラマンは現代の日本にウルトラマン、怪獣たちがなぜ現れるようになったか、
政府はどのようにそれに対処していくのか、その科学的根拠も説明しながら、テレビの最終回のウルトラマンがゼットンと戦うところまで、描いているので、それを全てセリフで説明しています。
西島秀俊さん、斎藤工さん、長澤まさみさんらの長セリフは大変だったと思います。
しかし、この映画を支えているのは、長澤まさみさんの魅力、貫禄です。
映画の上映前には「東宝シンデレラ」応募募集の広告を観ましたが、東宝シンデレラ初代も既に30代と聞きます。コメデイも、大河ドラマのナレーションもこなし、毎年演技賞の候補になる代表的な女優の貫禄はウルトラマン以上に輝いています。 ☆☆☆
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山本 (火曜日, 17 5月 2022 17:06)
ウルトラマン、まだ見れていないのですが、ファンを大喜びらしいですね、過去の作品へのリスペクトを表現するのは難しい筈ですが、このシンシリーズはゴジラファンもウルトラマンファンもハッピーです。
多田 (水曜日, 18 5月 2022 10:36)
スペシウム光線は熱量から発せられるものなんだと、妙に今回納得できました。
岸 (日曜日, 22 5月 2022 07:12)
50年前のウルトラ女性隊員の役割、その仕事内容は、今回の長澤まさみさんのそれとは大きな違いがありますね。それがこの半世紀の一番の日本の変化です。
ミシマ (火曜日, 24 5月 2022 14:00)
子供の頃のゼットンの衝撃は、大人になっても薄れません。あれがあって、強くならなきゃってエネルギーをもらった気がします。作者の意のままです。