芝三井ホテルで京都ラーメン

先週、30年前のホテル時代の先輩方にお会いしました。あまり、大勢の方が集まる場で名刺交換をしたり、「今、どうしてるの?」などと尋ねあいながら、少し自慢話などが始まる会話は苦手です。

しかし、実際に集まるとやはり話し込んでしまうものです。

 

その中の一人の方にいただいた、ホテル開業記念イベントに京都の有名ラーメン店が、100食限定提供を東京芝のホテルで!という案内がバッグに入っていたのに気付いたのは、その会合の翌日でした。

 

このお店は、京都四条祇園中心街にあり、一度は行ってみたいお店でしたが、営業が夜9時からのため、なかなかそこから並んで食すことは出来ないでいた名店です。

 

このラーメンにしても、先週の会合にしても、「行きたいけど、名刺交換があったらどうしよう、誰かに会った場合、普段着ではよくないか?」などどうでもいいような迷いを打ち消しながら、田町の駅から、NEC、銀行の本店などが立ち並ぶビル群の中に、三井系列のホテルがあり、1階のコーヒーショップがその臨時提供の場所で、ホストカウンターには、京都の方が出迎えに手ぬぐいを、ラーメン料金と交換に配っていました。

偶然なのか、待っていたのか、先週お会いした先輩はこのホテルの総支配人として、会場にいらっしゃいました。

 

実は、総支配人に見守られながら、ホテルの中で一人で食事をした事は、3回あります。

総支配人の知り合いのホテルに行き、「何か食べて行ってよ、コーヒーくらい飲んで行ってください。」と言われる事は1900年代の業界ではよくある事だったかもしれず、おいしい思いをしてきました。

 

ただ、ラーメンをソファチェアーに座り、ましてやアクリル板で仕切られたテーブルで提供され、天井の高い場所で食べたのは初めてです。ラーメンそのものは、どんな状況、環境で食べてもブレない伝統的、独創的な京都ラーメンでした。

こころなしか、案内の写真よりも、九条ネギもチャーシューも多めにしていただいた気がして、やはり、知り合いがこの業界にいること、自分もその業界の中で、話が出来る事に歓びを感じます。

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コメント: 4
  • #1

    前田 (月曜日, 22 11月 2021 16:19)

    このラーメンは美味しそうですねー。
    九条ネギが、ど真ん中で主張してるとこが、京都らしくて。都内にはあまり見ない写真です。

  • #2

    宮本 (月曜日, 22 11月 2021 19:07)

    1900年代は大袈裟です!
    80年代とか、90年代とか言い方あるでしょ!

  • #3

    安達 (月曜日, 22 11月 2021 21:19)

    昔の同僚の方々と、自慢話出来る人は幸せですよー。なんらかのしがらみで会えなかったり、会っても言えない事があったり、誰にでもある、当たり前の幸せじゃないと、思います。

  • #4

    藤元 (火曜日, 23 11月 2021 09:47)

    30年来のお仲間と、自慢話合戦、そこに新入社員ホテルマンは絶対入れないでください!