今年に入って、渋谷、新宿にもスシロー、くら寿司がオープンしています。さぞ、大行列かと思えば、意外とそうでもありません。
これは、価格が他店と比べて少し高い、ブランド店用語で都市型店舗価格一皿140円であることと、スマホ世代でない、でも寿司が好きな人達にはやや入店しにくい、お店に入った途端、渋谷人、新宿人に囲まれてしまうのでは?という恐怖感かもしれません。
ここ渋谷くら寿司店に、日曜日のお昼時に行っても、郊外のお店のように、ファミリー層が入り口で行列を作って待っている風景はなく、皆さんタッチパネルにスマホを当て、パッパッとレシートのような紙に書かれた席番号に進みます。
お寿司屋さんに聞かれた「いらっしゃいませ!」の声はありません。
さらに、席につくとレーンにほとんど寿司は廻って来ずにタッチパネルでオーダーはせず、自分のスマホに出される画面でオーダーしていきます。
これなら確かに、店員と接触なく、お会計もスマホで済ませ、静かに店を出ます。
店内には確かに、渋谷人と呼べる高校生、中学生だけが4人掛けの席でワイワイ楽しそうにケーキなんかを食べて話しています。
もう大昔になってしまうのか、お金のない奴らが群がった「クルクル寿司」、大声でオーダーして、「おあいそ!」と声が響いていた回転ずしの流行りは30年も前だと思います。
スマホで自分の部屋で食べれるように、お寿司を静かにそれも千円でいただけるのは嬉しい事ですが、いつか、包丁を握る板前さんが大声で「いらっしゃい!」と言ってくれる、ワサビの効いたイキのいいネタを出す、すし屋に行きたくなる時代がまた来るはずです。
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ミシマ (月曜日, 13 9月 2021 08:49)
くるくる寿司、懐かしい響きです。
お金のない人達の象徴でしたか?
玉田 (月曜日, 13 9月 2021 16:00)
このメニュー、少し高いですね。これならお腹いっぱいにしたら、1,000円以上は使いそうな。
三芳 (火曜日, 14 9月 2021 11:08)
スマホで注文は初めて聞きました。
どうもスマホの小さい画面は苦手です。動画、ゲーム、この注文なんかは目線を上にして大きい画面がいいです。