子供の頃に読んでいた、雑誌を無性に読みたくなる時、それが家の中を探してもない時、どうしてもまた欲しくなります。
子供の頃、雑誌スクリーンは毎月近所の本屋に買いに行き、毎年たまった古雑誌を母親が処分していたのを、恨めしく思っていた記憶があります。
神保町の古書店(最近はフルホン屋とは言わないのですね)には、映画関係の雑誌、写真、パンフレットを扱っている店が数件あり、そこに行くと同年代の方はもちろん、若い方達も大勢、積みあがった資料を見ています。
一番、熱心にこの雑誌を読んでいたのは、1974年、75年ころと思われ、その年のお正月号、毎年の読者投票による作品ベストテンが掲載される5月号を買ってきました。当時の雑誌の定価は480円ですが、比較的きれいに保存されビニールに入った、今回購入したものは700円なので、さほど大きな損は感じません。
映画のポスターなどは1万円近くするものもあります。
今回、大げさに云えば半世紀ぶりに、この雑誌を読んで驚くのは、いかにこの雑誌に出ているポスター、本、レコード、果ては映画に関係のない商品にお金を使っていたことか!!
そして、自分の文体がこの雑誌の映画紹介の文言にいかに影響をうけていたか! 如実にわかりました。
コメントをお書きください
三好 (火曜日, 02 3月 2021 16:39)
子供の頃に、こんな大人っぽい雑誌読んでたんですか?大抵の同年代の子供は「ジャンプ」とか「マガジン」ではないですか?
高橋 (火曜日, 02 3月 2021 17:15)
ジャクリーンビセットが2冊とも表紙ですね。これは日本だけでなく欧米でも売れそうなカバーですよ。
仁科 (火曜日, 02 3月 2021 20:37)
古書をめくるのは、タイムマシンで過去の自分を訪れる旅になるのかもしれません。
欲しい雑誌が、神保町で手に入るのは幸運なことですよ。
金田 (水曜日, 03 3月 2021 11:10)
そうです、最近フルホンって言わなくなりました。コショの方が本に対するリスペクトを感じるのか、、
吉岡 (水曜日, 03 3月 2021 21:06)
印刷機を使っていた頃の、月刊誌、週刊誌、新聞の製作は、本当に大変だったと思います。この映画雑誌は写真が多いし、コメントは多くの人が投稿するし、情報は海外から入るはで、残業、残業の末の毎月発行だった筈です。
秋山 (木曜日, 04 3月 2021 13:30)
古い雑誌を長年開かないと、微生物がたくさん紙を食べていて、それらが一気に人間に飛びつく事もあるそうです。ご注意‼︎