日テレドラマ「知らなくていいコト」最終回大満足です。いいドラマでも最終回はまとまり過ぎて面白くないこともありますが、これは、全てのエピソードが最後につながって、納得の結末になり、どうしたら満足のいく生き方ができるのか、真面目なメッセージをくれます。
イメージからすると、一番向かないと思われたキャリア、会社人間を吉高由里子さんが「私定時で帰ります。」に続いて好演しており、もっとこのキャラクターの作品を観たくなります。全キャストが成功ですが、上司、週刊誌編集長の佐々木蔵之介さん、抜群なのではないでしょうか。
小林薫さんは、どんな役でも主役をかっさらう役者さんですが、今回は明らかに高倉健オマージュで痺れます。
この大学教授で殺人犯かもしれない、人物の研究課題が「エデンの東」という設定が、物語全てに家族とどう向き合って生きていくかという、難しいテーマに旨くダブって、さすが大石静さん脚本ですね。
無料で見てしまうには、勿体ない1話から最終回まで秀作です。
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木下 (火曜日, 17 3月 2020 16:56)
このドラマ毎回の週刊誌トピックスが、現実社会のスキャンダルを風刺していて、面白かったです。ケイト本人の知らなくていい事の進展も同時に進んで行く展開が、脚本の技なんですね。
玉城 (火曜日, 17 3月 2020 18:46)
小林薫さんは、高倉健さんとの共演経験があるんですよね。ケイトとの対面に90度のお辞儀をする所は確かに健さんでした。
こういう人、最近はいませんね。
宮本 (火曜日, 17 3月 2020 21:08)
大学の講師が予備校で、受験問題を漏洩して、そこに文部省の裏金が流れてるってスキャンダルが面白かったです。本当にありそうで。
武田 (水曜日, 18 3月 2020 13:37)
不倫をあつかったエピソードがよかったです。結局ケイトが刺される原因を作ってしまったものの、メディア側の人間にあんな感情を持って報道する態度があれば、雑誌を買う側の気持ちも変わります。毎回意表を突かれる結末でした。
佐々木 (水曜日, 18 3月 2020 20:19)
編集長が、雑誌の企画、計画が変更になる時に、フロアー全体に大きな声で方針を叫ぶ場面が何度かありましたが、とても羨ましい風潮だと思いました。案外、あんな風潮が、今の会社に欠けているんです。