せっかく空いている京都なので、普段は行列の世界遺産に歩いて行ってみます。
二条城に行ったのは早朝ですが雪が降っています。街のど真ん中にお城だけ残っていますが、300年前でも敷居、城壁は高かった筈です。今は大通りから信号を渡って、正門に入りますが、何となく信号がこの二条城外観にはしっくり来ている風景に感じます。
そこから、バスに乗って京都では北部の金閣寺へバスで行きました。普段なら入場口まで大行列ですが、人はまばらです。正面、裏からの写真撮影も全く人は写りません。いつ見ても、この金閣、権力の象徴です。現代のトランプタワーのようです。今回は行きませんが、銀閣寺と両方行くと、大抵の方が銀閣の方を好みますが、この金閣寺を遺産として保存している事が大きな事業です。
今年の大河ドラマ「麒麟が来る」はスキャンダルから話題になりましたが、なかなか内容も面白く、そのスケールは衣裳を担当する黒澤和子さんのお父様の映画にも匹敵する大きさで、毎週楽しみです。
本来ならば、その大河の影響でこの本能寺も多くの観光客が歩いているはずでした。
京都市役所の向かいの商店街の中に、現在は本能寺がありますが、明智光秀の襲撃により織田信長はここで自戒し、本能寺は焼失したので、同じ場所に復元されたものです。
意外と小さいお寺という感じですが、まさに今週の「麒麟が来る」を見ると、実際は京都市役所くらいの敷地はあったのかもしれません。
この本能寺から寺町というアーケード商店街になり、四条の市場へと続く道は、江戸末期、新撰組や坂本龍馬が闊歩し、すき焼きや、鍋をつつきながらお酒を飲み歩いた道で、池田屋跡もあり、そこも現在チェーンの居酒屋になっています。歩いているだけで、楽しい通りです。
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吉田 (月曜日, 24 2月 2020 12:20)
本当に人が写らない京都の風景ですね。改めて二条城の城壁の地下さと、金閣寺のお城と池の距離が素晴らしいですね。
本能寺の後ろにアーケード商店街があるのは、とてもいい大河ドラマの観光地になりそうですね。「麒麟が来る」長谷川博巳さんのイメージが明智光秀に重なって面白く見ています。
須田 (月曜日, 24 2月 2020 16:29)
本能寺は確かに復元ですね。ずっと信長が自害したあのお寺が京都に残っているものだと勘違いしていましたが、光秀が焼討ちしたのですよね。でも京都は改めて街全体が、世界的遺産なんだと思わされます。