誰もいない京都、そしてなんと、太陽が見え隠れするのに、雪が降っていました。
こんな時は同行者達と離れ、映画でもと思い、京都に3軒ある映画館の番組を見ると、またしても、ナンと!!東京の劇場では上映していないNetflix映画、アカデミー作品賞候補の一つ、「マリッジストーリー」がイオンシネマで上映されているではありませんか!!
早速、京都駅からJR線で2駅の桂川イオンモール、シネマに直行です。電車賃160円、映画代は1100円です。
やっぱり京都はイイところです。しかし、劇場には自分も含めて4人しかいませんでした。もったいない!
この「マリッジストーリー」観てよかった!!と思える好みの映画です。
何度も書きますが、今年のアカデミー作品賞候補は本当に秀作揃いです。
もし、自分がアカデミー会員ならば、「パラサイト」や「ワンスアポンアタイム」「ジョジョラビット」「ジョーカー」よりもこの映画に投票します。
マリッジストーリーのタイトルとは裏腹に、物語は離婚調停、裁判にまで発展する幼い子供をも巻き込んでしまう家族の話ですが、その過程でやはり、結婚生活のお話になり、ワンシーン、ワンシーンがストップしてもきれいな構図の集まりです。
主演のアダム・アドラーとスカーレット・ヨハンソンは二人とも、主演賞候補でしたが、獲得しても全くおかしくありません。ただ、二人とも若いので、将来のオスカー俳優は確実です。アダム・アドラーはスターウォーズのカイロレン役の印象もありますが、この映画では「本当に上手い俳優なんだ!」と驚いてしまいます。
そして、もう一人、レイ・リオッタが調停弁護士として出演していますが、エンドタイトルを見るまでわかりませんでした。あの、フィールドオブドリームスの野球選手、グッドフェローズのギャングの面影はなく、意地悪な弁護士になっていました。そして、スカーレット・ヨハンソン側の弁護士には助演女優賞を受賞したローラ・ダーンですが、こちらも嫌味な弁護士ですが、上手すぎます。彼女は本当の弁護士資格を持っているそうで、ブラッドピットの離婚弁護もしたそうなので、かなう訳ないですね。
とにかく、こんなに結婚、離婚、子育て、そしてアメリカの東ニューヨーク、西ロスアンゼルスの人種も含めた違いを旨く、丁寧に見せてくれた映画はありません。そして、観た後に幸せな気持ちにさせてくれます。 ☆☆☆☆
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遠藤 (金曜日, 21 2月 2020 15:13)
この映画観たいのですが、ネットフリックスの会員になるのが、億劫で。映画館で観てよかったのなら、パソコン画面で見ても似たような感激が味わえるのか
知りたいです。
チバ (土曜日, 22 2月 2020 11:30)
遠藤さん、お元気ですか?
Netflix映画については
スピルバーグ監督も異論を唱えていますが、この映画は劇場向きです。もちろんパソコン画面で見てもいいものはいいのですが。アメリカでは大画面でネット環境を楽しむ人も多くなっているようです。
高橋 (土曜日, 22 2月 2020 14:35)
この写真はどんな場面なのでしょう。千葉さんの説明からこの3人は離婚を控えた家族だと想像しますが、3人の目線がまちまちで、特にスカーレット・ヨハンソンの目がうつろに見えます。いい映画はスナップの写真でも物語が想像出来ます。
観たくなる映画ですが、Netflixの会員にならないとダメなのでしょうか。それとも京都へ行かなくては。