年末、いただきものをしました。「御礼」の品とありました。
こんな時、「やっててよかった。」と思います。
ギフトが欲しい訳ではなく、サービスマン、ホスピタリティー事業に従事する人たちは賛同してくれる筈です。
自分がサービス業に従事したいと思った、動機の一つに、黒澤明監督の「赤ひげ」の一場面があります。
怖くて、厳しい医師の助手になった加山雄三さんが、最初は学んだ医学が生かされない診療所の仕事が気に入らなかったものの、「人助け」という言葉が、いつのまにか自身の行動に根付く印象的な場面です。
時に、メーカーや建設業、調理の仕事をしている人達が羨ましく思う時があります。それは、自分の仕事の結果が創造物として完成する歓びがあると思われるからです。
総務や人事、経理の事務職はどうでしょう、賃金が上がったり、役職が上級になって結果を受け止める人もいるはずです。
人間の本能的な欲求、特に組織の中、働く場合、強く持つのが承認欲求です。「ほかの人に認めてもらいたい。」
「自分が役に立つ仕事がある、能力がある、必要だと思われたい。」という欲求で、これが満たされた時、その役割に満足するそうです。
単細胞の私は、感謝のクリスマスカードとシャンパンでこの欲求が満たされました。幸せ者です。
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北村 (日曜日, 29 12月 2019 13:50)
1年の最後に感謝のレターをいただけると言う人は、そんなにいないと思います。
気持ちよく仕事納めが出来るだけで、幸せです。大概の人は来年に業務を持ち越して、無理に終わらせて休みに入るんです。
青野 (日曜日, 29 12月 2019 14:24)
承認欲求という言葉、初めてです。認められたい、日本人は特に人目を気にしますが、欧米の人でも「他人に必要とされる」事に歓びを感じるのは、自然な気持ちなのでしょうね。そこに人間が単独では成り立たない要因がありそうです。