東京国際映画祭 フォードvsフェラーリ

東京国際映画祭、招待作品「フォードvsフェラーリ」を観ました。

国際映画祭独特の雰囲気の中、マットデイモンかクリスチャン・ベイルの舞台挨拶も期待されましたが、上映前には映画評論家と自動車評論家の方のトークショーがあり、これが、なかなかいいお話しでした。

 

そして、この本編の作品、けっこうイイです。いや、かなりいいです。日本での公開は来年なので、劇場では携帯電話を封筒に入れて封をして、撮影禁止の緊張の中の上映でしたが、冒頭のマットデイモンのレースシーンから引退後にカーセールス、車の設計士になるところ、そしてフォード社がイタリアに出向いてフェラーリ社を買収計画を全社で立ち上げ、フランスのルマン24時間レースにチームとして参加する挑戦がレース場面を散りばめながら、非常にテンポよく、仕上がった娯楽作品です。

 

クリスチャン・ベイルは前作のバイス副大統領から30キロも体重を減らして、伝説のカーレーサーを演じますが、この減量の意味が映画の中盤から効果を発揮しています。

ネタバレはよくないので、あまり多く書けません。上映前のトークショーでも言われていましたが、主役の二人、監督、撮影、編集、脚本、音響効果、そして作品賞でアカデミー賞候補の可能性十分ありそうな作品です。

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コメント: 4
  • #1

    富田 (火曜日, 05 11月 2019 11:28)

    このクリスチャンベールの顔つき、すごいアプローチですね。久しぶりのレース映画、期待してしまいます。

  • #2

    高橋 (水曜日, 06 11月 2019 01:36)

    ルマン24時間レースでの、フォード社とフェラーリ社の争いの話らしいですね。マックイーンの「栄光のルマン」を思い出します。

  • #3

    真島 (水曜日, 06 11月 2019 16:46)

    東京国際映画祭、以前は国際ホールで上映していましたが、近年はコンペティションの他にアニメ動画フェスを六本木で行ったり、ファンは増えても、どの作品が賞を獲ったのかは興味が薄くなっている気がします。全世界的に映画祭はそんな傾向がありますね。なおの事、アカデミー賞の価値があるという事です。

  • #4

    Sakurai (土曜日, 09 11月 2019 12:08)

    世界的に元気がなくなったきた自動車業界への、応援映画なのでしょうか。特にガソリンを入れて爆音を出す、レーシングカーは現在のエコ情勢とは逆行します。でも、ルマンでアメリカ車が出た時は、戦後、軍事品から自動車が国の高揚をそのまま受け継いだ時勢で、この映画はそんな時代を取り戻してほしいとの思いがありそうです。早く見たくなりました。