高橋幸宏４０周年記念ライブ

とにかく素晴らしいコンサートでした。

開演前には、シャンソンやフランシスレイの映画音楽が流れ、少しづつ照明が落ちると、大人数の凄いバンドメンバーが登場しました。

ギター佐橋佳幸さん、サックス矢口博康さん、ドラムに林立夫さんがいて、その横にもう一つドラムセットが置いてあります。この5年ほどユキヒロさんのバンドに加わったミュージシャンも並んでいます。

40年前のアルバム「サラヴァ」を再現したライブという事で、アルバムの9曲が終わった後に、大きなサプライズがあり、ライブでは演奏された事のない「四月の魚」がこのメンバーで演奏され、懐かしさもあり卒倒しそうになりました。84年のユキヒロツアーの開演前に、映画のシーンと重ねたこの「四月の魚」のビデオが流れたものです。

3曲ほど幸宏さんはドラムを叩いてくれましたが、これだけでも、チケットを買った価値を感じ、YMOやミカバンドの頃と、全く変わらないスティックです。

加えて、細野晴臣さんも飛び入りでベースギターをかかえ、親指でチョッパーベースをバンバン鳴らしていただきました。

最後にご本人から、「このライブを無事に終えたことで、また前向きになれる。」とコメントがあり、細野さんも

「来年はアメリカで一緒にコンサートを。」と発言がありました。40年経っても前進し続ける姿勢に感服です。