今はどうかわかりませんが、私がホテル業界にいた時は
コンプという言葉とコンプレという2つの業界用語があり、サービス部署では毎日のように現場で聞かれる言葉でした。
complimentary (無償で提供するの意で、飲食料、宿泊代など無料にする)とcomplain不平、不満の意ですが、サービスマンはクレームを出したお客様、事例をコンプレと呼んでいました。完全な和製英語だと思っていましたが、ハワイのホテルで上司である総支配人にクレームレポートを出し、「対処願いたい。」と伺いを出すとその申請書にcomp.と赤字で戻って来たのに最初は驚きました。その後、何枚もこのcompと書かれた伝票を手に、お客様に謝罪したかわかりません。
そんな職業病のせいか、自分は滅多なことではコンプレしません。食べたラーメンに割れたガラスが入っていても、お釣りが500円少なくても、我慢というか、クレームを出すのが、サービスマンにすまないと思ってしまいます。
その私がいま、猛烈にクレームを出しています。相手はアパート建設のためにお金を借りた銀行です。
{刑事訴追を受ける可能性があるので、}詳細はここに記しませんが、お金を貸しているからといって、全て銀行の言いなりにはなれません。毎日銀行に来いとか、他の銀行残高を調べられ、解約を命じ当該銀行にお金を移せとか、電話があまりにしつこいので、答えないでいると「家に参ります。」とか。お金を借りた弱みに付け込んで、こちらの私的な生活に土足で入り込んでくる輩の様です。
でも、世の中、弱者救済の制度もあるのですな。毎日のように新聞、テレビを賑わせている財務省の管轄である金融庁のホームページから相談票を送ったところ、早速金融庁融資相談係から連絡がありました。電話をくれた女性は「わたくしがこの場で断を下す事は控えますが、行政府担当への報告と、当該銀行本店への調査をお約束します。」と本当にテレビで野党議員に詰め寄られている様な、言葉使いを聞けました。
麻生大臣、俺のコンプレを聞くまでやめるなよ。
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真島 (水曜日, 25 4月 2018 20:06)
台風のハワイで、部屋に閉じこもりだった時、チバさんがどら焼きを持って現れた時の驚きが忘れられません。でもあの時我々がクレームを出した理由、千葉さんが何に謝りにいらしたのか思い出せません。どうでもいい事ですね。
三好 (木曜日, 26 4月 2018 22:32)
いわゆる役人と呼ばれる各省庁の方々が、民間企業の監督をして、その人事権を内閣政府が持っているのが日本の現状です。昨今の忖度問題、この機構に間違いがある気がして仕方ありません。